QOUGUI Laboratory of Human Studies
地球史倶楽部
The Mother EARTH Labo.
地球の年齢は46億歳、ヒトの歴史は約600万年 直立二足歩行を行う霊長類として、ヒトの誕生は約600万年前といわれる。そのヒトが誕生した地球は約46億年以上前に誕生したと推定されている。 地球そして生命の誕生と進化(完成版)
地球形成からヒトの誕生
ヒトの誕生と進化(顕生代第四紀)
※地質時代の「代」や「紀」の区分は、化石として発見される動物相の相違によるものである。原生代、古生代、中生代、新生代の「代」の時代区分は、大量絶滅により従来の動物の多くが絶滅し、新たな動物が発生したことによる区分である。「紀」の時代区分は「代」との比較では動物相の相違は小さいが、大量絶滅による場合もある。
地球誕生(太陽系の形成) 大陸の形成は40億年以上前には始まった。 原始生命の誕生前
全生物の共通祖先であるこの古細菌類は核膜がなく細胞中にDNAが露出している単細胞の「原核生物」で、「藍藻、藍色細菌ともいうシアノバクテリア」とされる。 27億年前に非常に活発な火山活動があり、陸地が大幅に増え、安定化した。 世界の地質学的区域図 このような大陸の拡大は浸食による岩石の風化量が増え、風化岩石中の金属元素が空中の二酸化炭素と結合したり、風化した塩類が海に入って大量の栄養塩類となり生物活動(光合成)を活発化させ、二酸化炭素を消費する効果を生んだ。 35億年前からのストロマトライトが生きている海:オーストラリア シャークベイ 大気中の酸素濃度の推移(推定)
この年代以降の地層から化石が多数発掘されていることから、地質時代分類では現代までの地質時代を「顕生代(Phanerozoic eon)」と呼んでいるる。
日本で発見されている最も古い地層は、茨城県常陸太田市にある5億1100万年前の堆積構造の西堂平層である。この時代はカンブリア紀の第二世第4期のものである。 それまで繁栄していた三葉虫、腕足類、ウミリンゴ、サンゴ類、筆石、コノドントの大半が絶滅した。当時生息していた全ての生物種の85%が絶滅したと考えられている。この時の大量絶滅を、「O-S境界」(Ordovician-Silurian extinction event)という。 ローレンシア大陸、バルティカ大陸、アバロニア大陸の間にはイアペトゥス海という浅い海が広がり、多くの生物が繁栄していた。しかし、3つの大陸は徐々に接近し、約4億2,000万年前に衝突した。このためイアペトゥス海は消滅し、ユーラメリカ大陸(ローラシア大陸とも)という大陸が形成された。ユーラメリカ大陸には、陸塊の衝突時にできた巨大な山脈があった。その山脈が大気の流れを大きく遮り、恒常的な降雨を周辺地域にもたらしていた。そのため長大な河川が出現し、この河川に沿って動植物が大陸内部まで活動範囲を拡げていくことが可能となった。また河川に沿って大規模に植生域が拡大していったアーケオプテリス(またはアルカエオプテリス、Archaeopteris)などのシダ状の葉を持つ樹木状植物が誕生したことにより、最古の森林が形成されていった。昆虫類や最古の陸上植物が出現 生物の本格的な陸上への進出が始まり、陸棲節足動物や最古の陸上植物が出現する。 また、ダニ(鋏角類)や、ムカデなどが属する多足類が陸上に出現しており、節足動物の陸棲化は脊椎動物よりも進んでいた。 約3億6000年前にはゴンドワナ大陸、ローレンシア大陸、バルチック大陸、ユーラメリカ大陸が出現し、シダ植物、昆虫が繁栄し、爬虫類が出現した。 顕生代の種の推移 約2億5100万年前(ペルム紀末)、地球史上最大規模とも言われる大量絶滅が起こった。 大量絶滅とスーパープルーム 中東の油田の由来に関して、「2.25億年前に超大陸パンゲアが次第に分離し、現在の姿になるまでの過程で2億年前の三畳紀(Triassic)以後に存在したテチス海(Tethys)で地球史上の石油生成が始まった、という説(石油・油田の生物由来説:有機成因論)がある。 石油・油田成因論 石油・油田が生成された成因については、上記の「生物由来説(有機成因論)」と「無機成因論」がある。 生物由来説(有機成因論) 無機成因論 ※石炭の由来:同じ化石燃料といわれる石炭は、植物が完全に腐敗分解する前に地中に埋もれ、そこで長い期間地熱や地圧を受けて変質(石炭化)したことにより生成した物質である。最古の陸上生物が繁茂したシルル紀後期(4億2000万年頃)に、高等植物の木化に必要な「リグニン、木質素」を有した植物登場に由来するが、当時の地球上にはリグニンを分解できる微生物がいなかったので植物は腐りにくいまま地中に蓄えられ変質(石炭化)したと考えられている。
約2億5100万年前ペルム紀末の大量絶滅以降(三畳紀)、体躯の大きなものも出現して繁栄した。主竜類の中から三畳紀中期にはエオラプトルやヘレラサウルスなどの恐竜や翼竜、ワニが出現、また主竜類に近い系統からカメ類が現れた。 1億9960万年前の三畳紀の終わりに、再びやや小規模な大量絶滅(T-J境界、Triassic–Jurassic extinction event)があり。海洋ではアンモナイトの多くの種が姿を消し、魚竜などの海洋棲爬虫類も打撃を受けた。 大量絶滅事変が収まりつつあるころ、パンゲア大陸がローラシア大陸、ゴンドワナ大陸へ分かれ始め、後期にはゴンドワナ大陸も分裂を始めた。気候は現在より高温多湿で、動物・植物はともに種類が増え、大型化していった。 ジュラ紀から白亜紀の境目に大きな絶滅などはなく、白亜紀も長期にわたり温暖で湿潤な気候が続いた。恐竜の繁栄と絶滅。哺乳類の進化、真鳥類の出現が見られた。 大陸の異動は続き、オーストラリアと南極大陸はひとつになって南半球にあり、ユーラシア、アフリカ、南アメリカ、北アメリカ、インドの各大陸は海を隔てていた。 顕生代第四紀は人類の時代とされる。人類は樹上生活していた霊長類のうち、アフリカに住んでいた類人猿から派生した。 ヒトへの進化イメージ 顕生代第四紀の哺乳類全体の傾向として、新第三紀に比べて種や個体数が減少したことがあげられる。長鼻目は一時オーストラリアを除く全世界に分布したが現在はインドとアフリカに2種を残すのみ、奇蹄類のサイも現生種は5種、同じく奇蹄類のウマ類も種数を大幅に減らした。
大陸移動論:プレートテクトニクス論は、現在の地球の表面は何枚かの硬い岩盤(プレート:地殻とマントルの上部)があり、このプレートが地球内部のマントル対流に乗って動いているという考え方、プレートテクトニクス(Plate Tectonics)に基づいている。 地球の構造 地球上のプレートの状況
プレートの動き:プレートは、その下にあるアセノスフェアの動きに乗って、おのおの固有な運動を行っている。アセノスフェアを含むマントルは、定常的に対流しており、一定の場所で上昇・移動・沈降している。プレートは、その動きに乗って移動しているが、プレート境界部では、造山運動、火山、断層、地震等の種々の地殻変動が発生している。プレートテクトニクスは、これらの現象に明確な説明を与えた。
大量絶滅は、地質時代において幾度か見られる現象である。そもそも地質時代の「代」や「紀」の区分は、化石として発見される動物相の相違によるものである。特に、原生代、古生代、中生代、新生代の「代」の時代区分は、大量絶滅により従来の動物の多くが絶滅し、新たな動物が発生したことによる区分である。「紀」の時代区分は「代」との比較では動物相の相違は小さいが、大量絶滅による場合もある。 多細胞生物が現れたエディアカラン(カンブリア紀の前紀)以降、以下の5度の時期に大量絶滅とそれよりは若干規模の小さい絶滅が数度あったとされる。 オルドビス紀末(O-S境界、Ordovician–Silurian extinction event) 現代は、南極大陸に氷河が存在し続けているため、「氷河時代」である。 この環境変化のメカニズムの詳細は解明されていないが、地球の各地の気候変動は、地球規模の大気の循環の一環として生成される高気圧(帯)の循環により大きな影響を受けていることから、この高気圧(帯)の形成に影響されるという説がある。 最終氷期が終わる約1万年前から現在まで(近未来も含む)を指して地質時代では「完新世 Holocene」と区分され、その境界は、大陸ヨーロッパにおける氷床の消滅をもって定義された。 特に完新世の気候最温暖期と呼ばれる時代には、現在より3メートルから5メートルほど海水準(陸地に対する海面の相対的な高さ)が高かったとされる。マレー半島東岸から現オーストラリア周辺までの広大な沖積平野であったスンダランドが海中に没し、現在のインドネシアやフィリピンなどに相当する地域がユーラシア大陸から分離して島となった。 日本においても7000年程前に日本列島の各地で海水が陸地奥深くへ浸入している。その結果、それまで陸上の小動物や果実を食料としていたヒトは、それらに加え魚介類を含む採集生活への移行を実現したと思われる。これは当時の海岸線と推測される地域に、住居跡や貝塚の跡が見られることより推測される。また現在の大阪湾も湾奥まで海水域(河内湾)であったと推定されている。(縄文海進)。 一方、ベーリング海に存在した陸橋ベーリンジアが温暖化の海進により水没し、北米大陸はユーラシア大陸から分離した。9600年前ころ、ドーバー海峡ができ、グレートブリテンが大陸から切り離される。その後、海面は緩やかに下降し、海水準は直近の2,000年ほどは比較的安定している。 鬼界アカホヤ 参考: 鹿児島湾誕生にまつわる「 阿多北カルデラ噴火、11万年前」「阿多南カルデラ噴火、5.5万年前」「 姶良カルデラ大噴火、2.9万年前」「桜島誕生、2.6万年前」については鹿児島湾の生成と桜島をご覧ください。 |
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